今年の夏の熱さは尋常ではありません。
玄関アプローチのタイルが熱膨張で割れめくれ上がってしまいました。
タイル修復にはカケラを無くさない
タイルめくれは、放っておくとどんどん進行していきます。修復には破損したかけらも必要なので、その部分だけでも速く直しておきましょう。
タイルめくれの修理はちょっと面倒なのです。
だいたい下地もダメになっています。ここにセメンを流し込んで着けようとしてもなかなかうまくいきません。
もとの平面より高くなってしまいがちです。
それを避けるには下地をかなり削り取らないといけなくなるので、修復にコンクリートは使いません。
タイルどうしを接着剤でつける
まずはタイルに固着しているコンクリーのバリをサンドグラインダーで落とします。
主だった破片を2液混合エポキシ接着剤でくっ付けていきます。2液混合エポキシ接着剤が一番しっかり固着できるし水にも強いのです。一つづつ固まってから次を着けていきます。
いそがなくてもいいんです。
下地をコンクリで埋めようとすると大変な苦労をします。隙間が空いてもいいので、位置と高さがピタリ合うように注意しながらタイルどうし接着剤で固めます。
タイル目地材で隙間を埋める
接着材が完全に固着したら隙間をタイル目地材で埋めてゆきます。ヘラや指の腹で押し込みます。
指をタイル角で切らないよう注意してください。
後でグラインダーで削るのではみ出てもかまいません。
隙間は全て埋めます。ここではタイル目地材でやってますが、シリコンシーラントでも構いません。
目地隙間をタイル目地材で埋めると結構しっかりします。
ただ、タイル目地材には接着力はほとんどありませんから先に2液混合エポキシ接着剤でしっかり固着しておくことが大切です。
後はタイル面を磨き、目地を着色して完成です。
タイル目地材は300円位です。ホームセンターに売っています。