三脚カバーの破れ修理

外で使うための三脚はカバーに入れて行きます。
これがほつれ破れてボロボロになっています。この修理にチャレンジです。

布ものの補修の手順は

  1. 全体を裏返します
  2. ミシンで縫いつける前に接着剤で固定する
  3. 弱い部分を別の布で補強接着しておく
  4. 完全に固まったらほっれを整形してミシンかける

日数はかけても、作業時間はトータルで1時間くらい抑えます。

生地がしっかり残っている部位まで寄せてセメダインスーパーXで接着し丸1日クリップで固定します。

1ヶ所に撚りしわができないよう、自然な状態にまとめます。

乾いたら、ほつれた部分を切り落とし、整形します
強力接着剤とはいえ最終的にはミシンを掛けます
↓画像では補強に合皮シートをいっしょに縫い込んでいます

雲台の部分が重いのでどうしても下になります。ここに補強を当てたのです。

三脚ケースには肩掛けベルトが付いているのでこれで運搬します。
しかし外で使うのを前提この5段三脚を購入したのは、普段使っているバックやリュックにそのままスッポリ入れるためです。

他のものを傷つけたり、自身傷つけないようこの薄手のカバーは必要なのです。時には、面倒なのでそのままかばんにスッポリ入れることもあります。

ヘッド部分だけ保護のインナーカバーも作りました(別項)。
フルサイズの三脚が普段持ち歩きバックにスッポリ入るというのはとても意味のあることです。

 

ミシンがけ修理ですがポイントは接着剤にあります

  • 水性ボンド(白い液体)は縁を強力に固める力がないのでダメです。樹脂製のベースにしっかり接着する必要があります
  • 2液混合のエポキシ接着剤は固くかたまるので可動性がありません。
  • 強力に付き、弾性のあるセメダインスーパーXが最適です。

接着剤が完全に乾いてからミシンしないと、生乾きだと針にまとい付き縫えません。